私のスローガン 誰も一人にさせない!誰もが居場所のある西宮へ を掲げた訳

居場所って最近よく聞くキャッチーな言葉のように思う人もいるかもしれません。

居場所って何でしょう?

私は出産後、産休を取ったとき本当に一人で、孤独を感じて世間から私と息子だけが取り残されているように感じとても辛く思いました。
その時に声をかけてくれたのが同じハイツに住んでいたKさんで(尼教組Kさんのお母さん)、Kさんのところは9月生まれ、私のところは11月と同じぐらいの乳児を抱えたお母さん同士お茶したりお話ししたりしようと言ってくれました。熱が出ただの離乳食がどうだのと産後の不安や公園デビューも、1人じゃないことにとても安心感を覚えたことを思い出します。

そのあとも、息子が不登校になったり、母の介護中だったり、仕事中は仕事に没頭していますが、家に帰ると現実が襲い掛かってきます。息子と心中しようかとさえ追い詰められた夜もありました。家の玄関を開けた途端、汚物にまみれた母の姿を見て血の気が引く思いをしたこともありました。そんな時、やっぱり世の中にたった一人でいるような世界から取り残されたような思いがしたものです。

私の体験談なんてやっぱりとても軽いですよね。施設で暮らす子どもたちは高校に行ってる間は18歳までいられるけれど中退などを呼びなくされた場合すぐに出なくてはなりません。犯罪の被害にあった方やDVを受けている人、親を頼れず貧困にあえぐ若者やヤングケアラー、重い病を抱えている人…世の中に取り残されたように思う人は沢山いると思います。

誰もが安心して暮らせる西宮に

たった一人と感じる夜は辛いです。誰もが一人ではないと感じることができるよう、この西宮市が誰もに安心して暮らせる街であってほしい、そんな思いを込めてスローガンを決めました。